実施期間:2016年7月〜2017年3月 テーマ:データによる政策立案、データ人材の育成・オープンガバナンスの推進 クライアント:神戸市
概要
「神戸市データアカデミー」では、神戸市職員及び市⺠のデータ利活用のリテラシー向上を図るものとして、2016年度より実施しています。(弊社運営は2016年度)
大きな特徴として、実際に現場の職員が抱えている課題を、業務プロセス分析、GIS、データ分析等をハンズオンで利用し、実際の現場職員の業務効率化・課題解決を試みることです。そうすることで、前向きな気持で実践的なデータ利活用について学ぶことが可能となりました。
2016年度は、大きく分けて課長級職員向けに行った座学「課長級セミナー」と、秋から冬に向けて行ったワークショップ「職員向けセミナー」、そして「市民向けセミナー」を実施しました。
背景
神戸市ではオープンデータ公開の取り組みを行っており、オープンデータの利活用の促進により、行政の透明性・信頼性の向上、国⺠参加・官⺠協働の推進、経済の活性化・行政の効率化を目指しています。
しかし、オープンデータとしてデータを公開する意義やデータを活用した政策立案が市役所内で浸透しておらず、市⺠側もデータを積極的に活用する素地が育まれていません。そのような状況を改善すべく、「神戸市データアカデミー」では、神戸市職員及び市⺠のデータ活用リテラシー向上を図ります。
取り組み内容
主な業務内容
- 本プロジェクトの全体統括
- セミナーの講師コーディネート
- ワークショップの企画、運営
2016年度
課長級セミナーを計3回、職員向けワークショップを計8回(4回 × 2クール)、市民向けワークショップを1回実施。
課長級セミナー
- オープンデータについて
- 講師:神戸市チーフイノベーションオフィサー 関治之氏
- データに基づく政策立案や効果測定について
- 講師:佐賀県 元最高情報統括官(CIO)森本登志男氏
- データ利活用による社会課題解決モデルの構築に向けて
- 講師:内閣官房 情報推進技術(IT)総合戦略室 内閣参事官(統括)犬童周作氏
- オープンデータの本質と活用事例
- 講師:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 准教授・主任研究員 庄司昌彦氏
※ 肩書は2016年8月現在
職員向けワークショップ
- 第1クール「GISを利用したデータ利活用」
- 第2クール「業務フロー分析を通した業務改革」
市民向けワークショップ
- 「べっぴん」な観光情報オープンデータづくりワークショップ